お前は俺だ…
物語の中でたまに、何か(感情とか)が欠落した相手に対して
「こいつは俺だ…あの時の(○○に出会えなかった)俺なんだ…」的な
主人公側の環境に対する感謝だったり、敵に対しての憐みを表現する場面がある
僕自身は身内や、自分を打ち負かした相手にも感じてしまう感覚だったりする
「こいつは俺だ…勉強に意義を見出せた俺なんだ…」
○○だったらこう生きていたかも知れないと想像を巡らせると
別の肉体であっても自身のことだから手助けする必要があるし
自身のことだから倒さなければならないと感じる部分がある
弱い俺を救うために人気者な俺が障害になるのであれば
やっぱり俺自身が方をつけなければならない
他人の気持ちがわかる人間は存在しない
だからこそ○○な環境の自分を想像し、
その自分に対して相応しい対応をして生きていきたい
誰だって犯罪者や障碍者になる可能性を秘めているし
誰だって歳をとり長くても100年足らずで死ぬのだから
私刑は悪だと認識されつつも集団による私刑が横行している現代において、
その中の一人を抜き出し悪だと言い放ったところで素直に認めるのだろうか
国家の力によってその個人が逮捕されたとして、
その集団の矛先は国家やその個人に対して向くだけではないのだろうか