東京での消耗・創造

東京は消耗・創造の地としては相当コストパフォーマンスに優れていたりする

 

消耗する人間としては最先端のものに触れられる機会が多く
その価値が瞬間的に暴落することも滅多に見なくなった今
東京に住むことはそれだけで良質なものを消耗できているといえる

 

創造する人間にも、全ての生活の面倒事を金さえ出せば
依頼することが可能な土地であり、かつ展示会が多いため
他者の思想プロセスにもローコストでアクセスできる場所だったりする

 

結局のところ無いものは消耗すらできないし

無から何か創造することも人にはできない

 

学習できる環境がオンライン以外にも必要な人間はまだ一定数いるから

消耗にも創造にも東京はそれなりにいいとこだったりする

情報

テクノロジーは進歩した
そしてこれからも加速度的に進歩する

 

それは、アクセス可能な情報が増えたことを意味する
それは、信じたい嘘の情報にアクセスできることを意味する
それは、時には不快な情報にアクセスしてしまうことを意味する

 

5~7インチ程度のモバイルPCを誰しもが持つ時代

 

情報の共有速度が著しく進化したことにより
阪神淡路大震災のように何が起きたのかを把握できない状況は皆無となった

 

悪く言えば誰しもがパパラッチとなり、赤の他人を撮影し
司法を通さずに魔女狩り(私刑)を行う時代でもある

 

本来であれば私刑を行われる人間を保護するシステムと
偽の情報を流した人間に対する処罰が行われるべきだがまだである

 

テレビや新聞、週刊誌がメディアの本流だった時代ではなくなったが
結局のところ捏造された情報が数多拡散されているところを見ると
世に流れている情報の平均的な質がほとんど上がっていないといえる

 

漫画「パンプキン・シザーズ」の言葉を借りると情報は下記の性質を有している
1に質(質があれば適切な判断ができる)
2に量(量があれば精査することで一定の質を確保できる)
3に速(素早い情報の伝達があれば量に結びつく)

 

テクノロジーの進歩により処理しきれないほどの量・速度の情報が飛び交う今
深刻化するフェイクニュースへの対処も含め、正しい情報を抜ける人間は消えるかもしれない

 

もしそうなれば、人類は自滅だ

景気と子供について

ボーナスが○年連続上昇という話を聞いても
景気がよくなっていると思っている人は少ない、、、はず

 

そもそも日本の平均年齢は46歳らしいけど
40代半ばというエースと呼べる存在が平均に位置していて
なおかつ平均を下げる若者が減少していることを考慮すると
実質的な部分として景気の上昇を実感できる人間は皆無だと思う

 

だからまずは、不良と呼ばれる第二の団塊世代が生まれるとしても
妊婦は中高生でも生涯の医療費30年以上無料かつ子育て費用を支援を用意するか
国で大々的に運用する赤ちゃんポストを用意したほうがいいんじゃないのかな

業務の効率化

・会議をSkypeでやるようにしたら業務効率が大幅に増えた
・社内連絡にSlackを導入して業務がスムーズになった

 

巷でそんな話を聞いたりして、1年使用してみた結論としては効果はなかったかなと

 

まあ、僕の社内環境として20代が僕1人しかいないし
ソフトに関心のない40代が大半なので効果が皆無なのも当然だったりする

 

そもそもチャットアプリ関連は相手がいないと使用する意味が殆どなく
個人利用としてはメモ帳と変わらないタスク管理能力しか発揮できない

 

じゃあSlackとかは何がそんなに人気なのか
そうぞうする

 

業務時間の短縮のツールとして考える

 

電話<<メール<チャットという図式は正しいだろうが、
究極的に業務の短縮を考えるとチャット<<<報告をしない
まで繋がるため短縮化としては画期的に思えない

 

では精度を上げるツールとして考えてみる

 

精度を上げる作業は何かと停滞となるもの(会議とか)であり、
会議にどこからでも参加できるGr通話や、議事録が残るGrチャット
遠隔でも隣に座っているように説明ができる画面共有等、
停滞の元ではありつつも必要不可欠な要素を短縮できるツールだと思う

 

つまり、見返す資料として非常に優秀なツールであるため
決定権を持つ重役にこそ使用してもらいたいものだったりするのかも知れない

キモい

キモいがなくなった時、人類のアップデートは終了する

 

キモいを漠然と定義するのであれば
自身の理解を超えた何かわからないものになるだろうか

 

それはつまり、発言者の立ち位置によって意味が変わるものであり
なおかつその発言者の立場によって強弱の変わる言葉である

 

例えば大半の人間がスーツ参加にも関わらずTシャツで
参加した人間はスーツ参加の人間から見てキモいといえる

 

しかし、その集団を写真等で見た第三の視点から言わせると
スーツの人間には個性がなくキモいともいえる

 

定義した通りスーツ参加の人間にもスーツであることの意味が存在していなければ
私服参加の人間も理解の範疇にいる相手になるためキモくはない存在となる

 

逆に写真を見た人間だとしてもスーツであるべきだと考えていれば
私服の人間に対してキモいと思っても仕方がないのかもしれない

 

キモい魔法の言葉になぜなれるのかというと
論理がなくとも同調圧力で相手を潰せる力があるからだ

 

天動説が正しいと信じている人間にいくら論理的に地動説を展開しても
理解する気のない相手にはキモいの心理で牢屋入りだ

 

マジョリティ側に考える気がないのであれば、
弱者を一方的に亡き者にすることができる認識がキモいだったりする

 

可愛いが絶対正義ならば、キモいはそれだけで罪なのかもしれない

最近はクレーマーが多い


私見

 

ここ10~20年くらいでクレーマーが爆発的に増えた

僕としては残念なことだけど、今後10年はさらに増えると思う
それから先は、もしかしたら相当数が消えるかも知れない

 

クレーマーとは何か

 

被害者意識の強い病人である

ヤンキーの言う「舐めんじゃねえ」と同じ

 

関わり合いたくないのに、対象者じゃないのに
自身に向けられた目線や言動だと認識しているだけである

 

特に作品に関してはその力が大きく展示会からドラマ、
漫画の巻頭コメントや歌詞まで幅広く潰されてきている

 

自身の欲求を満たすために作品をつくり、それを見たい人間が
その作品を購入するという内輪の問題を客でもない暇人が不謹慎だと
騒ぎ立て、経済的に甚大な損害を与えているのが今の時代だったりする

 

それはつまり、世の中が豊かになった証左だとも思う

 

うたわれるものらじおを聞きながら、テレビ放送のされない地域に住み、
アニメは販売されるDVDを購入して追いかけていたような時代ではなくなった

 

それまで関東等の局所的に配信されていたサービスにも関わらず
今や世界中のどこにいてもリアルタイムで見ることが可能であるし
HuluやAmazonPrimeのような動画配信サービスも豊富にある

 

そういったサービスを利用する人間の中には、最低条件であるはずの
好きな人のためのものという前提を無視したクレーマーが発生してしまう

 

潜在的顧客であり、対象者ではない、金は出すけど口は出す
そして暇で暇で仕方のない人間がクレーマーだったりする

 

本当に、豊かな時代を象徴する人々に思う

 

…ではなぜ消える可能性があるのか

 

当然、日本が貧困になるからではない
相対的貧困には間違いなくなるけども

 

1つはクレーマーの主となる年代が消えるからである

 

幼少期から世界中の人間とやり取りできることが当たり前の人間は、
世界がそういったものであると認識しているからこそ考え方として非常に優秀だ

 

世界に対する認識をアップデートできない人々は早々に死ぬから
そう遠くない未来で自然とクレーマーは激減するかも知れない

 

2つ目は大半の人間は所有物ではない高級な無機物にキレないからである

 

直接対応はロボット、電話は自動応答、メールは自動返信、
HPはチャットボットになってしまえばクレーマーは激減する

 

結局、多くの人は無機物に対してキレるだけ無駄なことを理解しているのだ

 

相手が人間だからキレるといえばいかに質が悪いかもわかる
自身ではなく他者に対して責任を求めているのだから

 

ただ、この方法では作品に対するクレームが減る要因にはなれないのが残念である

 

最終的な到達点としては、その人間が嫌いなものに関しては自動分析によって
全てがミュートされるようになるかも知れないけど、今はまだ遠い気もする

うたわれるものをクリアした(ネタバレ盛り盛り)

運のいいことにトリロジーボックスが出たので
3作連続で一気にプレイした(3作目は完全初見)

 

土日に15時間ずつと平日19時から3時の強行軍
最終作だけ2倍くらいあったから合計80時間程度

 

初代が好きで3部作なんて嘘だと思っていたけれども
それぞれの終わりの部分を見るに構想自体は変わってなさそう

 

伝記物でのクローン等の古い設定を使っている以上
Leaf時代のLeafとしての地力を存分に発揮できていた

 

そのためパズルのように物語が運命づけられている場所も多く
ある程度自由な部分が時として足枷にもなってしまっていた

 

特に2部主人公ハクの物語は帝都奪還まで続いており
肥大化したストーリーも相まって残念ポイントも増えてしまった

 

1作目(始まりであり基準となる)
リメイク(リマスター?)といっても変更点は殆どわかりませんでした
原点なので言うまでもなくストーリーのまとまりは良くできています
敵も味方も一定以上の知能指数を併せ持ち、感情で動くキャラが少ないのも良い

 

カルラやニウェ辺りはやりたいことをやりながらもそれをする力や仲間を有している
唯一オボロが感情で動こうとするがハクオロが手綱を握っているため問題ない
他はヒエンやハウエンクワだけど描写自体が少ない上に憎まれ役だからしゃーない
ヌワンギはかわいそうなやつだけど全ての始まり

 

終わってから考えるとユズハの願いはウィツァルネミテアに叶えてもらったように思う
トゥスクルさんはハクオロの名前を白皇に反したんだとやっと気づいた
このアベル・カムルはたぶん特製で生気を奪い意思に合わせて動く仮面のようなもの
00年初期の香りがするだけあって三国志からガンダムまで何でも詰め合わせ

 

ゲームシステムとしてはBPの振りが単純なのでそこそこぬるゲー

100点

 

2作目
キャラクターの性格が近代向けにアップデートされている
それと同時に知能は数段階ダウングレードされている
物語の大部分を日常パートが占めておりキャラクターの顔見せがメイン
実質主人公はオシュトルと帝(の業績の紹介)
キャラが立ってるのは実質主人公とミカヅチ・ムネチカくらい
掌返しエントゥアと問題児アンジュは後々含め悪い意味でキャラが立つ
ヤクトワルトは国中に名前が響きつつもぽっと出の兄貴に負けそうになる漢
この終了時点では戦犯ネコネ

 

システム面はBP振りが徐々に厳しくなる形式なので戦闘時は多少考える必要がある
ただストーリーのみで難易度難しいだとしても苦戦する場所は皆無だと思う
問題はついでに入れたような無駄な戦闘が多いことくらい

65点

 

3作目
半分以上、前作の続きといってもよい状態が続く
主人公はここでハクに移ったともいえるが同時にハクは消滅

 

クオン離脱からの復帰が早すぎたのは良いが帝の前でのリアクションを
考えるとハクだと確信していたわけではないし復帰の根拠としては薄め

2作目をやっていない人のための紹介とフミルィル追加がメイン

 

戦犯1:エントゥアのブライ介抱
ブライとの再戦、勝利そのものはオシュトル超えの意味として
ハクに仮面を消費させるためにも物語上の必要事項ではある
しかしエントゥアが介抱・手引きまでしているのは違和感
御殿でオシュトルと勘違いしたこと含めマロロの寄生虫のようなもの?

 

戦犯2:トキフサの裏切り
これまでにゲンジマルやトウカ、ノスリが築いてきた
義はエヴェンクルガにあったはずのものがなくなってしまった
長をやっているエヴェンクルガの義は自分自身だとしても
ライコウに義を感じているような漢であって欲しかった

ゲンジマルとアヴ・カムゥ出たあたりからサクヤ・クーヤの
登場を懸念したけど良くも悪くもそういうことだった
心を治す薬に精通していたことからはクーヤも原因っぽい

 

戦犯3:アンジュによる正攻法の帝都奪還
平野での決戦はキングダムを彷彿とさせる勢いではあったが
そのために肥大化されたシナリオが肥え過ぎた
ライコウに人気があるのはわかるけどブライもライコウも忠義や
信念があり毒を盛った犯人ではないと前作終了時点でわかっていて
後ろに誰かがいる「うたわれるもの」としては蛇足な奪還までの
シナリオは偽りの仮面と同じように別ソフトで出すべきであったのかも
ライコウって3犬と同じ名前な上にポケモン信長に出てきそうな
 見た目でしかも伝ポケ出そうな場所で最終決戦だしラスボス感あるよね)

 

戦犯4:アンジュ
各々が不完全だからこそ協力し合いそして成長するというのが
初期にアンジュvsクオン戦で見せた部分なのに肝心のアンジュの成長が薄い
帝が死んで泣くだけしかできなかったことをブライやライコウは見限ったにも
かかわらず政をしている描写がなくライコウの言葉も理解することができず
さらには帝都へのサテライトや変貌を見た際にも毎度何もできずにいる
高給取りのサボり役職者が社員にストライキされ首になったけど元社員に
同じ地位まで戻してもらったあとはまたサボっているようにしか見えてこない
正直ライコウが主導を握ってたほうが国としては正しかったかも

 

ウォシスがなんでライコウの邪魔をしたのか未だにわからん
アンジュの帝都奪還の手伝いを裏でしていた描写もないしオシュトルのことは
ライコウに仮面使わせたりシチーリヤに刺させたりでやる気満々なのに

 

ウォシス配下は戦闘がボス(奇形)ラッシュな上に無駄に強いから面倒な
部分ではあったし鬱屈とさせられたけどシナリオとしては上々の出来

 

メンヘラ具合で言えばウォシス配下とマロロは同じくらい
マロロはこっちが浮気したけど逆上して刺殺したようなもので
配下の方は交際相手の浮気相手に恨まれて刺された感じ

 

男臭い面子が不足していてゲンボウ・ソヤンケクルなんかは1シナリオで
2人が仲間になるくらいでもよかったのにクロウとベナウィに頼り過ぎていた

というよりヤマトでの味方がシナリオ長い割に個性薄すぎる

 

トゥスクル側の方は何から何まで個人的によかった

アルルゥが残念なくらい自由奔放だけどハクオロいないで別目線だとあんな感じ?

100点を上回る92点