キモい

キモいがなくなった時、人類のアップデートは終了する

 

キモいを漠然と定義するのであれば
自身の理解を超えた何かわからないものになるだろうか

 

それはつまり、発言者の立ち位置によって意味が変わるものであり
なおかつその発言者の立場によって強弱の変わる言葉である

 

例えば大半の人間がスーツ参加にも関わらずTシャツで
参加した人間はスーツ参加の人間から見てキモいといえる

 

しかし、その集団を写真等で見た第三の視点から言わせると
スーツの人間には個性がなくキモいともいえる

 

定義した通りスーツ参加の人間にもスーツであることの意味が存在していなければ
私服参加の人間も理解の範疇にいる相手になるためキモくはない存在となる

 

逆に写真を見た人間だとしてもスーツであるべきだと考えていれば
私服の人間に対してキモいと思っても仕方がないのかもしれない

 

キモい魔法の言葉になぜなれるのかというと
論理がなくとも同調圧力で相手を潰せる力があるからだ

 

天動説が正しいと信じている人間にいくら論理的に地動説を展開しても
理解する気のない相手にはキモいの心理で牢屋入りだ

 

マジョリティ側に考える気がないのであれば、
弱者を一方的に亡き者にすることができる認識がキモいだったりする

 

可愛いが絶対正義ならば、キモいはそれだけで罪なのかもしれない